コメの大凶作 6
不安そうな顔でそう語ったのは、東京都葛飾区のある米屋さんです。
この米屋では、コメの大凶作が判明した93年10月以降、仕入れ先の卸売業者からのコメの供給量が激減したといいます。
10月が前年実績の5割カット。
11月は同じく1割カット。
そして、12月が2割カット。
同じ業者からコメを仕入れている米屋では、3割カットのところが多いそうで、まだ恵まれているほうだといいます。
この米屋さんの店に届けられるコメの銘柄は、すべて卸売業者の指定。
このため、店主が今まで見たこともないようなコメがたくさん入ってくるのだといいます。
もちろん、これらは卸売業者の一方的な通告による措置です。
異常事態となり、小売店の希望など全くとおらなくなってしまったのです。
それに、小売店は食管法の規制によって、取引先の卸売業者数を制限されています。
希望するコメを入れてくれないからといって、簡単に仕入れ先を変更するわけにもいかないのです。