産業構造の変化 2
3.産業構造の面では、輸出を背景にして重化学工業化が大きく進みました。
輸出相手国の所得増加に対する日本の輸出の伸びの比率(輸出弾性値)は、この時期、1.7~2と高くなっており、この輸出拡大があとで貿易摩擦のひとつの原因になっていきます。
4.重厚長大な産業は、海外原料の入手の点から臨海地域に立地され、とくに太平洋岸は"太平洋ベルト地帯"と呼ばれるようになりました。
工業の地域分散をもたらした効果はありましたが、瀬戸内海での海岸汚染など自然との調和などで一部では問題もおこしました。
産業や人口の集中で一部では公害現象が深刻になり、「くたばれGNP」といった反成長ムードも出ました。
しかし、規制強化や関係者の努力でかなりの程度減少しました。
いまでも問題はありますが、日本を公害放置国だというのは間違いでしょう。
東京を訪れる人も、人口1000万人を超える大都市にしては空も街も意外に綺麗なことを発見されるでしょう。
東京が無秩序だというのはわかりますが、空気や水が汚れた街だというのは誇張でしょう。