70年代のアメリカ経済 3
創業に関するさまざまな指数は、税金対策として会社を作るプロが増えているために、多少複雑になっています。
しかし、創業活動を計るすべての尺度は1970年代後半に急激に増加したことを示しています。
エコノミストやメディアの専門家たちは、倒産や事業の失敗が〈大恐慌〉以後最高の水準に達している事実を嘆いていましたが、一方で企業家たちは史上最高の速いペースで会社を創設していました。
1981年に約60万のピークに達し、1982年の景気後退の間もほぼそれに近い水準を保っています。
この企業活動の速度は、好景気にわいた1960年代の2倍、1950年代の6倍なのです。
さらにつけ加えれば、事業の倒産率は、経済の衰退を示す指数というよりはむしろ産業の変化を示す指数なのです。
アメリカおよび世界中を見渡しても、最も急速な成長をとげている地域は倒産率も最も高いのです。
たとえば日本では、経済が3倍の速度で成長していた時期には、倒産率もアメリカの2倍でした。